書いた人:集客おじさん
パーソナルジムにとって集客は経営の生命線。
どんな方法が効果的なのか?
の実際の経験をもとに、成果が出ているパーソナルジムの集客方法をお知らせします。
(一部のサイトのように情報を寄せ集めて書いたものではありません。すべておじさんの経験に基づいています。)
読んでほしい方
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パーソナルジムの集客方法を大きく分けると、以下の3つがあります。
「集客」と聞くとオンラインを思い浮かべる方が多いかもしれませんが、オフラインや対面も効果があります。
以下にパーソナルジムの集客方法を整理してみます。
集客方法 | 成果 |
SEO対策 | ◎ |
MEO対策 | ◎ |
リスティング広告 | ◎ |
ポータルサイト | ◯ |
SNS広告 | ○ |
インスタ | △ |
LINE | △ |
YouTube | × |
ブログ | × |
メルマガ | × |
集客方法 | 成果 |
通りがかり | ◯ |
ポスティング | ◯ |
チラシ配り | △ |
ショップカード | △ |
フリーペーパー | △ |
新聞折込 | △ |
ポスター | △ |
集客方法 | 成果 |
紹介 | ◎ |
イベント | ◯ |
営業 | ◯ |
提携 | ◯ |
セミナー | △ |
スポーツチームスポンサー | △ |
「今すぐ客」と「そのうち客」って聞いたことありますか?
集客方法を考える際には「今すぐ客」と「そのうち客」を区別して考えることが重要です。
どちらを集客しようとしていますか?
それによって、効果的な集客方法が変わってきます。
「今すぐ客」とは、今まさにパーソナルジムを探している人。通うことは決めているけれども、どのジムにするか検討中の人。
「今すぐ客」の特徴は
受け身ではなく、自発的に「検索」すること。←ここ大事
パーソナルジムを検索すると言えば…
SEO対策
Googleマップ
リスティング広告
ですね。
インスタはグルメ、美容、観光などはよく検索されますね。
ところがどうでしょう?
ジムを探す時にインスタで探しますか?
一方、「そのうち客」は今すぐパーソナルジムに通うつもりはないけれども、そのうちお客さんになる可能性がある見込み客。
自発的ではなく、受け身で情報を受け取ります。←ここ大事
まずは
というステップが必要。
「今すぐ客」の多くはグーグルやヤフーで検索します。
実際に上位表示しているジムはたくさん集客できています。
おじさんはSEO対策は最強の集客方法だと感じています。
成功のコツは、SEO対策をしっかりやってくれるホームページ制作会社を選ぶこと。
「SEOやりますよ〜」という制作会社は多いけれども、最低限の初期設定のみ、と言うのはよくある話。
どの程度上位表示の実績があるのか確認を。
ホームページ制作会社とSEO対策をする会社が別だと、うまくいかない可能性大。
おじさんのところに来る相談で多いのが、「お金をかけてホームページを作ってもらったけど、ほとんど(もしくはまったく)集客できない」というもの。
SEO対策にはホームページの更新も重要。
凝ったデザインが原因で更新の料金が高い、というのもよく聞く話。
多くのホームページ制作会社はデザインにエネルギーを注ぎますが、残念ながら集客にはあまり興味がないようです。
こちらもどうぞ
MEO対策はパーソナルジムの集客に欠かせないものになりました。
グーグルマップで検索された時に上位表示させることはMEO対策と呼ばれています。
グーグルビジネスプロフィール(旧グーグルマイビジネス)はそれを行うためのツールです。
「今すぐ客」はグーグルマップでも検索します。
おじさんはいろんな人に「ジムを探すとしたら、どうやって探す?」と聞いています。
グーグル検索に次いで多いのが、グーグルマップ検索です。
MEO対策はSEO対策に比べると難易度はうんと低く、無料で自分でも十分できます。
(おじさんのお客様にはマニュアルをご用意しています。)
特に隣接する市や駅などからも集客したい場合は力を入れることをおすすめします。
開業90日前から地図上に表示されますので、開業予定の方は早めにオーナー登録を。
リスティング広告とは検索結果の上下に出てくる広告です。
「今すぐ客」の集客に有効です。
クリックされると料金がかかります。
キーワードによっては1クリックが1,000円を超えることもあります。
高単価のジムの場合は、広告費をある程度かけることができるので、うまく運用すれば広告だけで集客できるでしょう。
採算がとれるなら、どんどんやるべき。
逆に安さを売りにしているジムは難しいかもしれません。
1人の会員さんを獲得するのに、いくらまで広告費をかけられるのか?
を計算する必要がありますね。
実際の運用は結構難しいです。
例えば、グーグル(リスティング)広告。
パーソナルジムの競争激化に伴って、クリック単価が上昇中。
体験申込を1件獲得するのに、2万円で済んでいるジムもあれば、6万円以上かかっているジムもあります。
ポータルサイトはまあまあ集客できます。
まあまあっていうのは、数ヶ月に1件〜月に数件。
採算が取れるならどんどん続ける。
採算が取れないならやめる。
ジム経営者がよく掲載しているのは
どのポータルサイトを選ぶべきか?
自分の地域で上位表示していないポータルサイトからはほとんど集客できませんのでご注意を。
同じ広告でもリスティング広告とSNS広告では目的がまったく異なります。
「今すぐ客」を集めるのがリスティング広告。
一方「そのうち客」を集めるのがSNS広告。
SNS広告はジムの存在を知ってもらうことが目的。
ポスティングするような感覚です。
エリア、年齢、興味・関心など、広告配信の設定ができますので、むやみにポスティングするより精度は高いです。
ただし、「自発的に検索している」のではなく「受け身で広告が流れてくる」状態ですので、その点ではポスティングと同じです。
すぐに集客に結びつくことは多くありませんが、フォロワーを増やして将来の見込み客を作る目的としてならOKです。
リスティング広告より費用は安く、運用も簡単です。
インスタをやっているジムやトレーナーさんは多いですね。
でも手間がかかる割に集客できないとお嘆きでは?
インスタだけで集客できているジムをほとんど見たことがありません。
インスタで集客できている経営者からその方法を聞いたことがあるけど、毎日かなりの時間をインスタに費やしているそう。通常のレッスンをやりながら。
めちゃくちゃマメな人でないと無理無理、あれは。
ジムのインスタを見ていて気になるのが、フォロワーさんがトレーナーや業界関係者が多いこと。
全国展開ではなく、地域密着のジムがつながるべきは、通える範囲にいる地元の見込み客。←ここ大事
LINEで1ヶ月に1回程度、情報提供やクーポンを配信するのは効果がありそう。
その前に「そのうち客」に友だちになってもらうのが大事。
「友だちになってくれたら、月1回クーポンプレゼント」など特典を用意。
インスタのフォロワーさんにもLINEの友だちになっていただくように誘導を。
情報提供などを通して「そのうち客」から「今すぐ客」に育てて、「今すぐ客」になった時に自分のジムを選んでもらえるように。
おじさんが通ったことがある整骨院は、毎月1日にその月限定のクーポンを送ってきてくれます。
しばらく通ってないけれども、何かあったら他の整骨院ではなく、その整骨院に行こうと思い出させてくれます。
定期的な情報提供は、お客様の退会防止にもなります。
コロナ禍で多くのジムの退会者が増える中、退会数が少なかったジムはLINEで情報提供を続けていたそう。
「YouTubeから集客できています」というジムとはまだご縁がありません。
全国展開しているジムやオンライントレーニングであれば、YouTubeでの集客は効果があるかもしれません。
地域密着の小さなジムはどうでしょう?
ジムを探している人がYouTubeで「パーソナルジム 京都」など地域名を入れて検索しますか?しませんよね。
運良くジムのチャンネルを見てくれたとしても、視聴者が通える範囲に住んでいる可能性はかなり低いです。
地域密着のジムの場合は、文章や写真では伝えきれないジムの雰囲気やトレーナーの人柄などをYouTubeにアップして、それをホームページに貼り付けるというのが現実的では?
YouTuberのような渾身の動画撮影や編集は時間がかかり過ぎるので必要なし。
(トップページにプロに撮影・編集してもらった動画を1本貼るのはおすすめです。)
スマホで気軽に撮影して、最低限の編集をして、ホームページに貼り付けるのがおすすめ。
自己紹介動画をホームページに貼り付けてたら、初めて会う方がすでに自分のことを知ってくれてる。
これは信頼してもらうのに最高!
今はアメブロなどでブログを書く人が減って、ホームページ内のブログに書いているジムが多くなっています。
「何でブログ書いてるんですか?」と聞くと、たいてい「ホームページ制作会社に書けと言われた」と。
何となくブログを続けていても、検索にも引っかからないし、SEO対策にもならないし、集客は期待できないですよ〜。
ブログを頻繁に書けばSEO対策に効果があったのは何年も前の話。
ブログ的な情報発信をするなら、グーグルビジネスプロフィールがおすすめ。
インスタやその他のSNSでもOK。
ジムとは関係ないプライベートの日記的な情報は、ジムのアカウントではなく個人のアカウントで。
ちなみにおじさんがお手伝いしているほとんどのジムはブログを一切書いていません。
それでも上位表示して集客できています。
パーソナルトレーナー(特に若い方)にはピンとこないかもしれませんが、ビジネスの現場では今もメールが中心です。
たくさん名刺交換をして、メール送信の承諾を得たら、月1回程度情報提供のメールを送ってみましょう。
実際におじさんも会社のメールアドレスに届くメルマガはたくさん読んでいます。
メールマガジンから何かに申し込んだりすることは頻繁にあります。
法人契約や経営者を狙うならぜひ活用を。
個人のお客さんにはメールマガジンよりLINEがベターです。
ジムを最初に知ったきっかけ→「通りがかり」
このパターン、おじさんが思っていたより多いです。
予算が許せば、人通りがある道の1階にジムを開業したいですね。1階強し!
1階でなくてもウィンドウサイン、のぼり、看板、店頭チラシ効果あり!
ビルの入り口に小さなA看板(カフェの店頭によく置いてある)を置かせてもらってチラシを付けておけば、意外と早くチラシがなくなることに気づくはず。
郊外店舗で車の通行量が多いなら、のぼりが効果的。
車から見てもらいやすい場所に移動できるのが良いですね。
看板屋さんのホームページを見ると、色んな種類の看板があります。
相談を受けていると、ポスティングの反応は意外と悪くないです。
特にオープン時はやった方が良さそう。
1万枚配って問い合わせが1件、というのが平均的。
ところが、チラシを工夫して数件〜10件以上のお問い合わせがあったジムも。
コツは
チラシ配りは受け取ってもらえず、凹みますよね…。
おじさんは何度もチラシ配りをしたことがありますので、少し自信があります。
コツは
これはおじさんの経験から自信を持っておすすめできます。(やるかやらないか、そこが分かれ道)
パーソナルジムと客層が似ているカフェ、レストラン、美容室、ネイルサロンなどにカードを置いてもらう。
チラシだと大きすぎて置く場所が限られるので、名刺サイズのカードにするのがポイント。
レジ周りのお客さんの目につきやすいところにスペースがあるはず。
チラシだと捨てられやすいけれども、カードなら財布などに保管してもらいやすい。
「レジの近くのお邪魔にならないところにカードを置いていただけませんか?」とお願いすると、オーナーが出てくることも。(できればオーナーを呼んでもらう。)
カードを見て「へ〜、パーソナルトレーニングか〜。ちょっと興味あるんだよね。」と話が進んで、店のオーナー自ら通ってくれることも。
店にカードを配っているジムは少ないので、オーナーは「頑張ってるねー。応援するよ!」という気持ちになってくれやすいのかも。
地元ではちょっと有名な店のオーナーがジムに通ってくれたら、許可をもらって「◯◯カフェのオーナーも通っています」とホームページに掲載。
影響力大きい。(芸能人より効果があるかも。)
おじさんが創業当初よくやっていた集客方法。
「ママ」は意外と見ている。
子供対象の習い事と相性が良くて、子供英会話教室などは集客できている。
パーソナルジムの場合、「親子トレーニングプラン」や「子ども向けプラン」を作ってフリーペーパーに掲載するのは試してみる価値あり。
ポスティングに時間やお金をかけられない、という方は1回お試しを。
まずは3万円程度の小さな広告枠で。
目を引くキャッチコピーとQRコードでホームページへ誘導。
フリーペーパーで継続的に集客できているという話は聞いたことがないけれども、地元の人にジムのことを知ってもらう(認知)には向いている。
少し高くなるけれども、フリーペーパーにチラシを折り込んでもらうのもあり。
おじさん実践済み。
若い人をターゲットにしている場合は効果なし。
実際、新聞折込をしているパーソナルジムは聞いたことがない。
新聞購読者が減っている中、シニアがターゲットなら試してみる価値あり。
ターゲットが60代以上であればネット集客が難しくなってくるので、新聞折込は有力な集客方法。
これもおじさん実践済み。
駅に1週間数千円でポスターを掲示できることを発見!
(ジムの最寄駅で聞いてみてください。)
常設の広告より格段に安い!
人通りが多い場所に掲示されて期待が膨らむ膨らむ。
ポスターの前で通行人の視線をチェック。
おじさんの結果は…でしたが、一度お試しを。
紹介だけで集客できているというジムは聞いたことがありませんが、やはり紹介は確実ですね。
結果が出て満足した会員さんに知人を紹介してもらうよう声がけを。
普段から会員さんの友人・知人の話を聞き出しておくとお願いしやすいはず。
ペアで受けると安くなる1対2のペアトレーニングプランを用意しておくのも1つの方法。
なかなか紹介してもらえない場合は、紹介キャンペーンを実施。
紹介していただいた会員さんとご入会された方、双方に魅力的な特典を。
広告で集客することを考えれば、特典なんて安いものです。
イベントは有効だとおじさんは大いに着目しています。
マスクなしの生活が戻ってきたので、積極的にパーティーなどの開催を。
友達・知人・家族も参加OKにすれば、紹介してもらえる可能性大!
コミュニティができることで、既存会員さんの退会防止にもつながるはず。
体験を受けたけれども未入会だった方、退会された方にも案内を。
これもおじさん実践済みのおすすめの方法。
おじさんは昔、中小企業向けに損害保険の営業をしていましたが、それに比べればパーソナルジムの営業は楽勝!
保険の営業は門前払いが当たり前。
ジムはそんなことはないでしょう。
営業をしているジムはほとんどありません。
そこにやってみる価値があります。
法人契約といった大きな宝が眠っているかもしれませんよ!
営業先は大きな企業である必要はありません。小さなお店などでOKです。
できれば地元で有名な店などがおすすめ。
オーナーに「私もジムに通ってます!」と広告塔になってもらえればベター!
これはおじさんおすすめの方法。
カフェ、美容室、ネイルサロン、結婚式場、旅行会社、料理教室など、自分のジムと客層が似ている業種と提携。
例えば、結婚式場との提携。
結婚予定の来店客にジムのチラシを渡してもらう。
(例:ブライダルダイエット)
代わりにジムの会員さんに結婚式場のパンフレットを配る。
お互いにお客さんを紹介するイメージ。
もう一つは、共同でサービスを作ること。
例えば「婚活応援プラン」。
結婚相談所、美容室、エステ、ファッション、歯科(ホワイトニング)などと一緒にサービスを作ります。
それを共同でPR。
ジム単独で集客するより効果的。
面白いと思いませんか?
パーソナルジムと客層が似ている異業種と提携してセミナーを開催。
例えば、美容室。
「もっとキレイになるダイエットセミナー」
「5歳若く見える姿勢改善セミナー」
などを企画。
会場は美容室。
美容室のお客様やスタッフに向けてセミナーを案内してもらいます。
(セミナー自体の集客の負担が軽減)
参加者が少人数でもやり続けます。
「第30回⚪︎⚪︎セミナー」となれば、あなたも立派な先生です。
「パーソナルジム」を宣伝するより「セミナー」を宣伝した方が興味を持ってもらいやすいです。
おじさんは数年間プロバスケットボールチームの少額スポンサーになってました。(年間10万円位)
ユニフォームの胸にジムのロゴを入れてもらうには数千万円(チームによる)かかりますが、1万円でスポンサーになれるチームもあります。
試合会場やパンフレットなどにジム名が掲載されます。
広告効果は、、、ほぼゼロです。
はっきり言って期待できません。
おじさんが感じた一番のメリットは、他のスポンサー企業の方とカジュアルに仲良くなれること。
スポンサー対象のパーティーがあって、スポンサー金額の大小に関わらず参加できるチームもあります。
そこで積極的に名刺交換をします。
チームのスタッフに紹介してもらうとよりスムーズです。
小さなジムのオーナーが誰もが知る超大手企業の会長と「今年のチームは良いですね〜」とカジュアルにお話しできます。
普通に営業してもまず会っていただけないようなお偉いさんと簡単にお近づきになれます。
インパクトがある名刺があれば、自然とその名刺の話になりますので、作っておくと良いですね。
プロスポーツ選手やアスリートに無料や格安でジムを利用してもらって、SNSなどで発信してもらうのもひとつの手。
反響はわかりませんが、スポーツ選手がジムでのトレーニングの様子をSNSで発信しているのは、よく見ますね。
ファンであれば同じジムに通いたくなるはず。
リスティング広告
リスティング広告のクリック単価は上昇し続けています。
立地にもよりますが、1人の体験申込を獲得するのに最低でも2万円はかかっているジムが多いです。
おじさんの知人のジムは7万円かかっていますが、予算が潤沢にありますので、リスティング広告で集客しています。
SEO対策
おじさんが一番おすすめする方法は
ホームページを作ってSEO対策をするです。
なんと言ってもコスパ抜群!(集客おじさんの場合)
おじさんがお手伝いしているジムの体験申込獲得単価は1件約3,000円〜10,000円です。
MEO対策
MEO対策はSEO対策に比べてはるかに簡単です。
MEO対策会社に依頼すると月3万程度かかりますが、少し勉強すれば自分でできます。
YouTubeで「MEO対策」と検索してみてください。
SEOの順位もMEOの順位に影響すると言われていますので、SEOも取り組んだ方がベター。
集客実績を見ていただくとわかりますが、MEO対策だけで十分な集客をするのは難しいので、他の方法もお試しを。
営業
対面集客(営業)を頑張りましょう。
人脈作りも大切。
人に会って会って会いましょう。
営業に力を入れているパーソナルジムはほとんどありません。
人と同じことをしていても競争に巻き込まれるだけ。
「人と違うことをする」ことにチャンスが眠っているはず。